7 5 重点項目 基本構想では、現状と課題から5つの基本方向を定め、その取り組み例をまとめました。 これら5つの基本方向と取り組み例が持つ共通する要素を、基本計画では4つの「重点項目」として整理しました。 (1)基盤形成 横須賀の歴史や文化を尊重するまちづくりを進めるためには、まず理念実現に必要なまち並み整備を行うことが重要です。具体的には、伝統ある「尾張横須賀まつり」の山車が映える空間づくりに取り組んでいくことが必要です。同時に、狭小な路地や密集する木造住宅地区のなかで安心・安全で、防災性を高めた環境の中、暮らせるまちづくりが必要となります。このため、これらに共通する重点項目を「基盤形成」としました。 (2)拠点形成 まちのにぎわいを取り戻すためには、横須賀の歴史や文化の情報発信する場や、地域住民の自主的・継続的な活動を支援する場、地域資源を生かし、地域外からの来訪者ともふれあえる場などが必要となります。このため、これらに共通する重点項目を「拠点形成」としました。 (3)にぎわい創出 増加する空き地や空き店舗が目立つまち並みを活性化するためには、「まつり」だけでなく、年間を通じた地域住民同士のふれあいやコミュニティの活発な活動、地域住民と外部からの来訪者との交流の促進が必要となります。このため、これらに共通する重点項目を「にぎわい創出」としました。 (4)連携・協働 5つの基本方向をもとに、横須賀文化の香るまちづくりを実現するためには、自助・共助・公助の相互連携を基に、地域住民、団体、行政など様々な主体がまちづくりに関わり、協力して進めていくことが必要となります。このため、これらに共通する重点項目を「連携・協働」としました。
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